TQM
TQMとは、「Total Quality Management」の略で、総合的品質管理のことである。
企業の全員が統一した品質管理を行う「TQC」の特徴を生かしつつ、企業のトップが制定した経営戦略をもとに、品質目標、顧客満足度目標まで落としこんだ総合的な品質管理を行う手法、TQMが考え出された。TQCが各部門の最適化を目指すのに対し、TQMは経営全体の最適化を目指している。
1980年代後半から1990年代初頭にかけて、TQMは多くのアメリカの企業で導入され、アメリカ復活の原動力の1つとなった。バブル崩壊後の日本では、アメリカ復活の原動力として注目されるようになり、TQCが徐々にTQMへと置き換わっていった。