熱回収方式とは

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熱回収方式

熱回収方式とは、余った熱を捨てずに回収して、暖房や給湯の熱源として利用する方法のことである。建物内で空調を行う場合に採用されることが多く、ヒートポンプ方式と全熱交換器方式に大別される。

熱回収方式の種類
ヒートポンプ方式…低温の空気中などから熱を集め、高温の熱として取り出す技術である。
採熱する場所と放熱する場所を入れ替えることで温風を取り出す。

エアコンのほか、冷蔵・冷凍庫、洗濯乾燥機、給湯システム、床暖房などに利用されている。

・全熱交換器方式…空調によって失われる温度と湿度を交換回収するシステムである。熱だけを交換するヒートポンプ方式に比べて、省エネ効果が高いというメリットがある。デメリットは、湿気と一緒に匂いも戻してしまう点である。

■大型施設の熱回収方式の事例
・温泉施設の排湯を熱源として、給湯・冷暖房・床暖房・浴槽昇温を行う。
・ゴミ焼却場や工場から出る中・高温熱の排ガス、蒸気、排湯を空調や給湯に利用する。

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