外部装薬
外部装薬とは、建設現場で対象物を発破する際の装薬方法の一種で、対象物の表面に火薬類を貼り付けて発破する方法。
内部装薬(対象物の内部に火薬類を詰めて爆発する方法)に比べて、爆発時のエネルギーが逃げやすいというデメリットがある。そのため、主に、穴が穿てずに内部装薬での発破ができない対象物(薄くて細い鉄骨や、水中の沈没船や岩礁など)を発破する際に使われる。
水中で外部装薬を行う場合は、水の非圧縮性作用によりエネルギーが比較的逃げないため、外部装薬でも対象物を破壊することができる。大気中で外部装薬を行う場合は、少しでもエネルギーを集中させるために、爆薬をV字状やすり鉢状に成型するなど工夫してから発破を行う。