トラス構造とは

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トラス構造

トラス構造とは、部材をピン接合することで三角形を構成し、その三角形の集合体で建築物を造る構造形式のこと。結構ともいわれる。主な材質は木材・鋼鉄など。ある程度大規模の建築物の場合は、鋼鉄で作られることが多い。
ピン接合…節点が自由に回転する接合形式。

トラス構造が用いられるものは、橋梁、ドーム、住居の屋根組み、ローラーコースターのレール部分などである。

トラス構造の長所
トラス構造は、ピン接合によって構成されるため、部材の間に作用する力は軸方向力のみである。この特性上、以下のような長所が挙げられる。
※軸方向力…軸方向と並行に、反対方向に引っ張り合う力、もしくは押し合う力。

・構造的な安定度が極めて高い。そのため、大規模な屋根構造(体育館やドームなど)をつくることができる。
・部材にかかる負担が少ない(曲げモーメントが発生しない)ため、細い部材でも構成することができる。
※曲げモーメント…物体の、曲がる方向に作用する力。

ただし、この場合のピン接合は、あくまで構造計算上の話である。実際には節点の強度が高められ、剛接合に近くなっている建築物も多い。

トラス構造の短所
つくりが複雑になるため、施工の手間(費用)がかかる。

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