オーバーホール
分解掃除。機械・装置類を分解点検し、正常な運転が継続してできるかを確認し、性能回復のための必要な修理や交換などの処置をおこなうことで予防保全の一つ。オーバーホールの手順は分解、洗浄、修理・交換、注油、組立、調整となる。機械・装置を常に効率よく経済的な運転を維持するためには定期的なオーバーホールが必要となる。
機械部品の場合は部品と部品の摩擦が生じる部分には注油をするが、経時によって油が劣化し部品の摩擦が大きくなることで摩耗し、金属疲労につながり機械部品の故障となる。また、経年変化により部品の錆びやごみなどの異物の付着が生じ、機械が良好に運転できなくなる。電子部品の不備はその部品の交換となり、交換部品が入手できなくなる時点でその機械・装置の寿命となる。