淺沼組の企業情報
2014年07月25日
淺沼組は、官公庁施設の施工に多くの実績を持つ関西系のゼネコンです。
また、久留米市新庁舎や京都府警察本部110番指令センターといった官公庁だけでなく、大阪市中央体育館や了徳寺大学、鳥取市博物館など、全国の文化・教育・研究施設の施工も多く行っています。
淺沼組は、中堅ゼネコンに分類される会社のひとつです。
淺沼組の求人
淺沼組の年収データ
年度別 平均年収の推移
淺沼組の平均年収は、2009年度から2011年度まではほぼ同水準で推移していましたが、2012年度には前年度から大幅に減少しています。要因として、労務費の上昇による工事採算の悪化が考えられます。2013年度には増加しましたが、2011年度以前の水準には届いていません。
【参考】中堅ゼネコン9社の年度別平均年収の推移
※上記の表は、年収を公表している中堅ゼネコン9社の平均値です。
淺沼組の年度別平均年収を中堅ゼネコン9社の平均と比較すると、2009年度はほぼ平均で、2010年度にやや上回りました。2011年度には平均との差がさらに広がりましたが、2012年度には平均を大きく下回り、2013年度も前年度とほぼ同額だけ下回っています。
年代別 平均年収
淺沼組の年代別平均年収を全上場企業の平均と比較すると、30歳から50歳まで下回っていますが、年齢を重ねるにつれてその差は小さくなっています。
【参考】中堅ゼネコン9社の年代別平均年収
※上記の表は、年収を公表している中堅ゼネコン9社の平均値です。
淺沼組の年代別平均年収を中堅ゼネコン9社の平均と比較すると、いずれの年代においてもそれぞれ約40万円下回っています。
淺沼組の売上データ
売上高推移
2013年度の売上高は前年度比で12.5%増加しました。損益に関しては、売上総利益が64億8千万円、営業利益が14億3百万円、経常利益が10億2,200万円、当期純利益が17億6千万円となりました。
参考までに、淺沼組と同じく中堅ゼネコンである錢高組の売上高は1,175億円で前年度比3.4%増。鉄建建設の売上高は1,372億円で前年度比8.4%増でした。
淺沼組は今後、選別受注のさらなる徹底、生産性向上の追求、人材の確保と育成、ストックマネジメント事業の推進などに取り組む方針です。
売上の内訳(単位:億円)
2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 | |
---|---|---|---|---|---|
建築 | 1,244 | 1,047 | 1,191 | 988 | 1,123 |
土木 | 283 | 215 | 179 | 201 | 221 |
その他 | 21 | 18 | 33 | 22 | 176 |
合計 | 1,548 | 1,282 | 1,404 | 1,211 | 1,363 |
建築
- 2013年度
- 1,123億円
- 2012年度
- 988億円
- 2011年度
- 1,191億円
- 2010年度
- 1,047億円
- 2009年度
- 1,244億円
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土木
- 2013年度
- 221億円
- 2012年度
- 201億円
- 2011年度
- 179億円
- 2010年度
- 215億円
- 2009年度
- 283億円
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その他
- 2013年度
- 176億円
- 2012年度
- 22億円
- 2011年度
- 33億円
- 2010年度
- 18億円
- 2009年度
- 21億円
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合計
- 2013年度
- 1,363億円
- 2012年度
- 1,211億円
- 2011年度
- 1,404億円
- 2010年度
- 1,282億円
- 2009年度
- 1,548億円
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2012年度の売上高は、建築事業が前年度比13.7%増、土木事業が前年度比10.1%増となりましたが、その他の事業が20.3%減となりました。
淺沼組の研究開発成果
2012年度の研究開発費は総額1億2,600万円で、主な研究開発成果には下記が挙げられます。
免震および耐震技術の高度化を研究中
大学と共同で中高層建築物の免震および制震技術の開発を進め、特に大型物流施設を対象とした研究開発に力を入れている。杭頭免震工法の設計手法を確立し、免震建物の部材構成を迅速に決定できる設計支援ツールを開発した。
鉄筋コンクリート造のひび割れ誘発目地工法「CCB工法」を改良中
乾燥収縮による壁のひび割れ位置を制御し、壁に設けた目地内で確実に誘発させる技術を発展させるべく、技術開発を大学と進めている。従来よりも薄い壁で同じ性能を確保できるため、コンクリートの量が減り、コストダウンが可能になる。
補強組積ブロックを用いる増設耐震壁による耐震補強工法「RM工法」を改良中
補強組積ブロックを使った増設耐震壁で、建物の耐震補強を行う工法。これまでの工法に比べて工期が短く、狭い場所での作業が容易で騒音が少ないという特徴がある。この工法の耐震補強工事での適用範囲拡大を目指し、改良を進めている。
その他にも、「収縮低減タイプの中・高流動コンクリートの開発」「表面含浸材の性能比較と簡易評価法の開発」「生物多様性簡易評価ツール『いきものプラス』の開発」などの研究開発実績を残しています。
淺沼組の経審情報
業種 | 総合評定値(P) | 業種 | 総合評定値(P) |
---|---|---|---|
土木一式 | 1345 | しゆんせつ | - |
プレストレストコンクリート | 936 | 板金 | - |
建築一式 | 1578 | ガラス | - |
大工 | - | 塗装 | - |
左官 | - | 防水 | 870 |
とび・土工・コンクリート | 1095 | 内装仕上 | - |
法面処理 | 961 | 機械器具設置 | - |
石 | - | 熱絶縁 | - |
屋根 | - | 電気通信 | - |
電気 | 884 | 造園 | 743 |
管 | 902 | さく井 | - |
タイル・れんが・ブロック | - | 建具 | - |
鋼構造物 | - | 水道施設 | 1092 |
鋼橋上部 | - | 消防施設 | - |
鉄筋 | - | 清掃施設 | - |
ほ装 | 775 | その他 | - |
業種
総合評定値(P)
- 土木一式
- 1345
- プレストレストコンクリート
- 936
- 建築一式
- 1578
- 大工
- -
- 左官
- -
- とび・土工・コンクリート
- 1095
- 法面処理
- 961
- 石
- -
- 屋根
- -
- 電気
- 884
- 管
- 902
- タイル・れんが・ブロック
- -
- 鋼構造物
- -
- 鋼橋上部
- -
- 鉄筋
- -
- ほ装
- 775
- しゆんせつ
- -
- 板金
- -
- ガラス
- -
- 塗装
- -
- 防水
- 870
- 内装仕上
- -
- 機械器具設置
- -
- 熱絶縁
- -
- 電気通信
- -
- 造園
- 743
- さく井
- -
- 建具
- -
- 水道施設
- 1092
- 消防施設
- -
- 清掃施設
- -
- その他
- -
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審査基準日 平成25年3月31日
淺沼組の基本情報
社名 | 株式会社淺沼組(ASANUMA CORPORATION) |
---|---|
本社 | 大阪市天王寺区東高津町12番6号 |
創業 | 1892年(明治25年)1月20日 |
設立 | 1937年(昭和12年)6月15日 |
資本金 | 84億1,910万5,866円 |
従業員 | 1,210名(連結1,227名)(2014年3月31日現在) |
平均年齢 | 43.5歳(2014年3月31日現在) |
平均勤続年数 | 20.7歳(2014年3月31日現在) |
事業内容 | 建設工事の請負、企画設計、監理、コンサルティング業務ほか |
代表取締役社長 | 淺沼健一 |
- 社名
- 株式会社淺沼組(ASANUMA CORPORATION)
- 本社
- 大阪市天王寺区東高津町12番6号
- 創業
- 1892年(明治25年)1月20日
- 設立
- 1937年(昭和12年)6月15日
- 資本金
- 84億1,910万5,866円
- 従業員
- 1,210名(連結1,227名)(2014年3月31日現在)
- 平均年齢
- 43.5歳(2014年3月31日現在)
- 平均勤続年数
- 20.7歳(2014年3月31日現在)
- 事業内容
- 建設工事の請負、企画設計、監理、コンサルティング業務ほか
- 代表取締役社長
- 淺沼健一
主な工事実績
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
- 竣工年月
- 2000年
- 場所
- 大阪市此花区
- 発注者
- ユー・エス・ジェイ
江戸堀センタービル
- 竣工年月
- 1995年
- 場所
- 大阪市西区
- 発注者
- 三井信託銀行
久留米市新庁舎
- 竣工年月
- 1994年
- 場所
- 福岡県久留米市
- 発注者
- 福岡県久留米市
国立オリンピック記念青少年総合センター
- 竣工年月
- 1995年
- 場所
- 東京都渋谷区
- 発注者
- 建設省
都営大江戸線(神楽坂工区)
- 竣工年月
- 2000年
- 場所
- 東京都新宿区
- 発注者
- 東京都地下鉄建設
その他の施工実績(一例)
- 大阪市中央体育館
- 関西電力舞鶴発電所
- 東京湾横断道路
- 千歳郵便局
- 京都府警察本部110番指令センター
- 阪神高速有馬口
- 関西国際空港連絡橋(6・7工区)
- ヨコハマポートサイド地区再開発 など