家庭向け蓄電池の普及を目指す研究
Looopは8月10日、アリョールと共同で申請した「蓄電池制御の高度利用研究開発」が、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の公募事業に選ばれたと発表した。
今回選ばれたのは、NEDOが公募した「新エネルギーベンチャー技術革新事業」。ベンチャー事業の成長と、新エネルギーの振興の加速を目的に、「太陽光発電」、「バイオマス」、「燃料電池・蓄電池」、「風力その他未利用エネルギー」の4分野・19テーマについて公募し、委託および助成を行う事業である。
Looopとアリョールが共同申請したのは家庭用の太陽光発電向け蓄電池の実用化に関する研究。
家庭用蓄電池の費用対効果を高める研究
太陽光発電など再生可能エネルギーを有効活用するために、発電の不安定さを補う手段として蓄電池の需要が高まっている。しかし住宅用蓄電池製品は高価で、思うように導入が進まないのが現状だ。
蓄電池を普及させるためには初期導入費用を抑えるとともに、経済効果を上げて費用対効果を高める必要がある。
Looopが研究開発に先立って実施したシミュレーションでは、太陽光発電と蓄電池を組み合わせ、高度な制御を行うことによって費用対効果を高められるという結果が出た。
開発研究では実機を検証により評価して費用対効果を高め、既存製品と差別化した製品を開発し、2017年の実用化を目指す。
▼外部リンク
株式会社Looopのプレスリリース
https://looop.co.jp/info/