定格出力は4万9,000キロワット級
三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、8月8日、台湾のChang Chun Petrochemical Co., Ltd.(以下、長春石油化学)向けに、定格出力4万9,000キロワット級の蒸気タービン・発電機を1セット受注したことを発表した。
受注概要
長春石油化学は、台湾の大手石油化学企業グループである長春企業集団の傘下企業。
台北市の南西約100キロメートルに位置する苗栗工場(苗栗市)の製造ライン拡張を計画しており、現在、石炭を燃料とするコージェネレーション(熱電併給)設備を増設するプロジェクトを進めている。
今回受注した蒸気タービン・発電機1セットは、その中核機器を構成するもの。具体的に、MHPSは、電力の他2種類の工場プロセス用蒸気も抽気可能な「2段抽気復水タービン」「復水器」「発電機」等の主要機器、および補機の納入を手掛けるという。
なお、設備の運転開始は、2018年前半を目指す。
実績と信頼で積極受注
MHPSは、長春企業集団全体に対し、これまでも蒸気タービン7基、ボイラー5缶を納入しており、今回の受注は、その実績と信頼によるものだと位置付けられている。
なお、同社は今後も、国内外の産業用自家発電・コージェネ市場分野における事業を積極展開し、地域の産業基盤強化に取り組む方針である。
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ プレスリリース
http://www.mhps.com/news/20160808.html