トマト栽培施設を整備
JFEエンジニアリングは、8月8日、新潟市の農業生産法人(農地所有適格法人)であるエンカレッジファーミングより、「環境制御型トマト栽培施設」のEPC一式を受注したことを発表した。
このプロジェクトは、農林水産省が推進する「産地パワーアップ事業」によるもの。エンカレッジファーミングは、高品質で高効率なトマト栽培施設を整備することで、国際競争力強化を目指す考えだ。
新施設の概要
新施設は、新潟県内で初めてとなるスマートアグリプラント。栽培面積は、2ヘクタールを有し、温室、栽培設備、環境制御システム等で構成される。
温室には、オランダの技術を取り入れたダッチライト型連棟ハウスを採用し、同国Priva社の複合環境制御システムにより温室内の栽培環境を最適に制御することで、ミニトマトを年間約400トン生産する計画だ。
受注額は、約10億円(税抜き)、完成は来年3月の予定である。
スマートアグリプラントを国内外に展開
同社は、2013年10月にスマートアグリ事業部を発足。今回のプロジェクトでは、スマートアグリ事業にとって初めてとなるプラント一括受注となった。
今後も同社は、農業事業者に対し、最先端の技術を用いたエンジニアリング提案を展開することで、新しい農業を国内外に普及・推進していく方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング プレスリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2016/