エスカレーターの手すりベルトと乗降板を情報発信に利用
東芝エレベータ株式会社は、エスカレーターの手すりベルトと乗降板に、いろいろなデザインを掲載できる「エスカレーターラッピング」を販売開始した。
広告効果を高めるエスカレーター
近年、多くの人が集まる商業施設、オフィスビル、駅などの公共施設では、看板やポスターに加えて、デジタルサイネージと呼ばれるネットワークを介した外部からの情報表示ができるやディスプレー等の広告媒体が採用され、広告掲載の方法は多様化している。
そのような現在、情報発信ツールとしてエスカレーターの活用が注目されている。一般的にエスカレーター乗降時の平均的な移動時間は30秒程度だといわれ、その間の利用者への情報伝達効果が高いからだ。
同社は、エスカレーターの部位で特に利用者の視線が集中する手すりベルトと、乗降板に着目。ここに広告デザインや、安全啓発のためのメッセージをラッピングすることで、効果的な情報発信を可能にした。
ラッピングには抗菌加工されたフィルムを採用するため、清潔感も得られるという。
特に、乗降時に視線が向きやすい乗降板は、エスカレーター利用に関する注意喚起や啓発に利用することで、安全性向上効果も期待できる。
さらにマーケティングのツールとして利用するなどエスカレーターの新たな価値の創造も期待できる。
▼外部リンク
東芝エレベータ株式会社 プレスリリース
http://www.toshiba-elevator.co.jp/