鹿児島県で地熱バイナリー発電所の建設開始

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鹿児島県で地熱バイナリー発電所の建設開始

2016年08月03日 15:45

4,990キロワットの地熱発電所

九電みらいエナジーと九州電力は8月2日、鹿児島県指宿市にて地熱バイナリー発電所「山川バイナリー発電所」の建設を開始すると発表した。平成30年2月の営業運転開始を目指す。

建設場所は九州電力が所有する、地熱発電所の山川発電所の構内。還元熱水の熱を地熱バイナリー方式によって発電する。出力規模は、4,990キロワット。

バイナリー発電は地熱流体の温度が低いなど、地熱流体で沸点の低い媒体を加熱し、媒体蒸気でタービンを回して発電する方式である。海外ではこの方式を採用する発電所が多いが、日本では九州電力が所有する八丁原バイナリー発電所など、まだ数は少ない。

地熱発電事業を積極的に展開する方針

地熱バイナリー発電所の発電事業では九州電力が熱供給を行い、九電みらいエナジーが発電所の建設と運営を担当する。

九電みらいエナジーの地熱発電所の建設は、昨年の6月に大分県玖珠郡九重町で営業運転を開始した「菅原バイナリー発電所」に次いで2か所目となる。

九州電力と九電みらいエナジーは、

国産エネルギーの有効活用、地球温暖化対策として優れた地熱発電の積極的な開発、導入を推進してまいります
(プレスリリースより)

と述べている。

▼外部リンク

 

九電みらいエナジー株式会社、九州電力株式会社のプレスリリース
http://www.kyuden.co.jp/press

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