天井システムを開発
竹中工務店は7月29日、軽くて安全な天井システム「Lite-Safe(ライト・セーフ)」を開発したと発表した。
建築物の吊り天井は現在、新たに建築基準法に基づいて「脱落によって重大な危害を生ずるおそれがある天井」に対する脱落防止の技術基準が定められている。
これまでの天井の耐震化については、天井内にブレース等を設け接合部を固めることによって、天井に生じる地震力に耐える設計となっている。しかしこのようなタイプの吊天井は部材点数が多く、天井自体が重くなる。
安全性と軽量化を実現
今回、竹中工務店が開発した天井システム「Lite-Safe」は、天井仕上げ材となる超軽量なグラスウールボードの両端部を専用アルミ部材に載せ掛けるだけの構成としたことによって、面積質量を削減した。
「Lite-Safe」は新築以外にも、学校や集会場・吹き抜けのあるエントランスホールなどにおいての改修でも対応が可能だ。
「Lite-Safe」のメリットとしては、まず安全性があるということだ。天井材と構成部材を軽量化して、設備機器を別吊りにしたことによって安全性を高めた。
また生産性も上がっている。仕上げ材を軽量化したことによって部材点数を削減し、特定天井仕様と比較して生産性向上とコストダウンを実現した。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
竹中工務店
http://www.takenaka.co.jp
プレスリリース(日経プレスリリース)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=419251