架橋ポリエチレン超高圧電力ケーブルを受注
古河電気工業株式会社は7月27日、400kV架橋ポリエチレン超高圧電力ケーブル布設プロジェクトをシンガポール電力より受注したと発表した。400kV架橋ポリエチレン超高圧電力ケーブルはシンガポールで初となる採用であり、最大規模のプロジェクトとなる。
シンガポールは大型のカジノや、ユニバーサルスタジオ等の娯楽施設が次々と建設されていることから電力需要が急増している。
また観光立国でもあることから景観を重視しているため、他の東南アジア諸国のような安価な送電線は利用せず、地中送電線による送電網が構築されている。
シンガポールで初
今回、古河電気工業は400kV架橋ポリエチレン超高圧電力ケーブルシステムを納入・据付するプロジェクトをシンガポール電力より受注した。
受注した理由としては、シンガポールでの大型公共工事入札参加資格(L6)を保持する現地法人の工事拠点を置いている、唯一の日系電線メーカーであるということだ。
それ以外にも有能な技術者及びジョインター等を直接雇用しており、受注から完工まで一貫した管理を行っているということが評価された。
230kV以上の超高圧ケーブル分野は圧倒的な市場シェアを確保しシンガポールの電力供給に貢献し、国内の電力会社からも高い評価を受けている。
トンネル内には400kV架橋ポリエチレン超高圧電力ケーブルを中心として、大量の超高圧電力ケーブルが布設される予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
古河電気工業株式会社 ニュースリリース
http://www.furukawa.co.jp/release/2016/ene_160726.html