コマツは7月27日、ICT油圧ショベル「PC128USi-10」をスマートコンストラクションサポート契約とともに販売を開始したと発表した。
国土交通省は労働力不足など様々な問題を解決し、建設現場の生産性向上に取り組む方策として「i-Construction」の推進を発表している。
2016年度からは直轄工事の土工において、ICT土工の全面的な活用に向けて調査・測量、設計、施工、検査のプロセスにおいて3次元データによる新基準が導入されている。またそれとともに、ICT土工の活用に必要な経費を計上するための新たな積算基準が導入されている。
コマツのICT油圧ショベル「PC128USi-10」は、中型ICT油圧ショベル「PC200i-10」に続いて、顧客による購入が可能なコマツ製ICT油圧ショベルの系列拡大商品だ。
このショベルは後方超小旋回油圧ショベル「USシリーズ」に、先進のICTコンポーネントを標準装着している。国内の小規模開発の道路工事や管工事、小規模造成等でのICT施工に活用することができる。
「PC128USi-10」はGNSS(GPS+GLONASS)アンテナと、基準局から得たバケット刃先の位置情報を施工設計データに照合しながら設計面を傷つけないように作業機操作を制御するという、コマツが世界初で実現した「インテリジェントマシンコントロール」技術を搭載している。
バケットの刃先が設計面に達すると作業機が自動で停止し、アシスト機能によって刃先が設計面に沿って動くようになっているため、オペレーターは掘り過ぎを気にすることなく掘削作業を行うことができる。
(画像はプレスリリースより)
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コマツ ニュースリリース
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