見えないはずの南神門が出現
清水建設は、7月22日、4月末に開始した明治神宮御社殿群修復工事において、第一期の修復対象となる南神門を覆うプリント・メッシュシートが、訪れる多くの参拝者の注目を集めていることを明らかにした。
南神門の外周部は現在工事中により、足場で囲まれている。しかし、メッシュシートにプリントした実寸大の南神門の写真が、工事現場を思わせないのだという。
プリント・メッシュシートの製作方法
プリント・メッシュシートは、それぞれ幅20メートル、高さ14メートル。
まず、南神門の外観写真を被写体との距離・アングルを変えながら撮影、実寸大に拡大し、違和感がないように写真データをデジタル処理・合成する。
その後、メッシュシートの基本モジュールに外観の合成写真を分割してプリントしたうえ、足場の外面に張り巡らせたワイヤーに全45枚のモジュールを順番に結合していくことで、南神門の外観が再現される仕組みだ。
プロジェクトの概要
御社殿群修復工事は、明治神宮鎮座百年記念事業の一環で計画。
58年ぶりに銅板屋根を葺き替えるほか、屋根木下地修理、錺金具修繕、木部清掃・洗浄などの修復工事を、2019年10月の完成を目指して行う予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
清水建設 プレスリリース
http://www.shimz.co.jp/news_release/2016/