再生可能エネルギーの安定供給を目指して
東北電力は7月19日、「水素製造システム」の設置工事を開始した。再生可能エネルギーの更なる導入拡大を目的に、水素製造技術を活用し、出力変動に対応するための研究を行う。
今後は10月に水素製造システム搬入及び据え付けを行い、来年3月から2019年3月までの期間、水素製造に関する研究を行う予定だ。
蓄電池と同様の効果が期待される水素製造技術
太陽光などを活用する再生可能エネルギーの導入拡大に当たっては、気象の変動によって出力量が左右されるため、エネルギー変動の調整が課題となっている。
東北電力ではこの課題を解決するために、蓄電池技術を活用した出力変動対策に取り組んできた。今回の水素研究は、蓄電池を利用した対策と同様の効果を得るために行われる。
研究では仙台市青葉区の東北電力 研究開発センターに、太陽光発電設備や水素製造などから構成される小規模な試験用設備を設置し、太陽光発電による電気を用いて水素を製造・貯蔵する。更に製造した水素を燃料に、研究開発センター向けに発電し検証する。
東北電力は新たにスタートさせる水素研究について、
出力変動の大きい電気を水素製造に使用し、吸収することで、水素製造技術が蓄電池と同様に再生可能エネルギーの導入拡大に伴う出力変動対策としての適用可能性について検証することとしております
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と述べている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東北電力株式会社のプレスリリース
http://www.tohoku-epco.co.jp/news/