インド・オリッサ州送電公社から受注
東芝電力流通システム・インド社は、インドの国営送電会社に向けてインドにおいて最大電圧である765kVの大型変圧器7台を受注したと発表し、アンドラプラデッシュ州にあるカッダパー変電所に設置される予定だ。
春にはインド・オリッサ州送電公社から、建設予定のガス絶縁開閉装置(以下、GIS)を含む220kVの変電所を、土木・据付工事全て込みで一括受注した。
現在、インドにおいては、急速に経済が発展していることから電力需要が急速に拡大している。そのことから発電所と送配電網の建設を急いで行わなければいけない。
大容量変圧器とGISの製造ラインを増設
効率的な送電が可能となる765kVクラスの高電圧の送電用変電機器は今後さらに需要が見込まれるということだけでなく、都市化に伴う土地の価格が上昇したこともあり、コンパクトな変電所を実現するGISの需要拡大も期待されている。
東芝はグローバルにT&D製品を供給する体制を構築するために、インドの現地企業を買収しTTDIを設立した。2014年11月以降、設備投資を行ったことにより高電圧な大容量変圧器とGISの製造ラインを増設。2月に本格稼動を開始している。
今回の受注については、東芝が持つ技術の高さや、新製造ラインでの現地製造によるコスト競争力、保守・管理体制などが評価されたものだ。
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東芝 ニュースリリース
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