木材住宅を“ながいき・けんこう住宅”に
一般社団法人日本ホウ酸処理協会(JBTA)は14日、埼玉県草加市に「ホウ酸処理研修施設」をオープンしたと発表した。
JBTAは、ホウ素系木材保存剤を用いた防腐・防蛾処理施工について、その指導や技術開発を行っている協会。同協会によれば、木造住宅の劣化要因であるシロアリや木材の腐食に対し、ホウ酸は継続的に効果を発揮。木材住宅を“ながいき・けんこう住宅”に変えることが可能であるという。
このホウ酸による木材保存剤を使用した施工に際し、同協会では協会員が施工した新築住宅において業界唯一となる15年保証を実現するなど、協会ならびに協会員における高水準な知識や技術の獲得・共有に努めている。
現場に近い環境でホウ酸処理を学ぶ
同協会が今回埼玉県草加市苗塚町に開設した「JBTAホウ酸処理研修施設」は、内部に「1/1スケールの木造建築モデル」を設けているのが特徴の一つ。これによって実際の現場環境に近い状態で、ホウ酸処理による木造建築の長寿命化と資産価値向上を目指した技術開発や研修、ならびに検証を実施することが可能となっている。
JBTAでは今後、全国に90社あるJBTA加盟施工店に対し、同施設を用いた施工研修や座学による研修を随時開催していく予定だ。また将来的には、ホウ酸を用いた木材劣化対策の研究実験施設として、同施設を展開させていく構えだとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
一般社団法人日本ホウ酸処理協会 プレスリリース
https://borate.jp/
同協会によるプレスリリース (ValuePress!)
https://www.value-press.com/pressrelease/165880