処理能力をさらにアップ
DOWAホールディングスは、7月11日、子会社のDOWAエコシステムが、シンガポールで廃棄物処理事業を行っている子会社Technochem Environmental Complex Pte. Ltd.(以下、TEC社)において、新焼却炉の建設を開始したことを発表した。
製薬・化学系廃棄物の処理を推進
今回、建設する新焼却炉は、製薬・化学産業から発生する廃棄物を処理するもので、固形廃棄物の処理に適したタイプ。建設と同時に、製薬・化学系廃棄物の処理ライセンスを取得する予定であり、廃棄物の焼却処理能力については、現在の約2倍となる計画だ。
また、液体か固形物かの性状を問わず、製薬・化学系廃棄物、すなわち、難処理廃棄物等の様々な廃棄物を処理できる施設になることを目指す。
アジアでの事業を強化
TEC社は、液体廃棄物の処理を得意とし、有害廃棄物の処理ライセンスを持つ大手6社のうちの1社として、企業からの多くの信頼を得てきた。
DOWAグループは、TEC社の新焼却炉建設を通じ、同国における環境・リサイクル事業を強化していきたい考えだ。また、アジアでは、引き続き経済成長が見込まれることから、事業展開をさらに進め、様々な課題解決に貢献していく方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
DOWAホールディングス プレスリリース
http://www.dowa.co.jp/jp/ir/news/2016/