新しいプログラムを開発
株式会社フジタは7月5日、有限要素法などの3次元数値解析モデルをCIMモデルへ自動で変換することができるプログラムを開発したと発表した。
このシステムを使うことによって、汎用ソフトウェアによる事前予測結果を、3次元モデルを使って設計・施工を行うCIMモデルに組み込み管理することが可能となる。
田老トンネル作業所に導入
またそれだけでなく、現場でのデータを設計段階の予測結果や、管理基準値とCIMモデル上でリアルタイムに比較することができる。
なお、フジタの東北支店である田老トンネル作業所に導入しており、情報化施工として試験運用を開始している。
現場においては危険箇所の把握や、周辺環境へどのような影響があるかなどが把握しやすくなり、安全管理上の効果も上がる。開発したプログラムは、解析モデルの情報からCIMに必要な識別番号を自動作成し、CIMモデルデータに変換するというものだ。
今回運用を開始したトンネル工事において数値解析以外にも、コンクリート構造物に対して行う温度応力解析やダムの盛り立て管理など簡単にCIMモデルに変換することができ、構造物のモデル化作業に必要な時間を短縮することが可能となる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社フジタ ニュースリリース
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