免震改修と設備機械の更新を同時施工
竹中工務店は7月4日、設備機械室フロアにて免震改修と設備機械の更新を同時に施工することができる技術「デュアルローリング工法」を開発したと発表した。
「デュアルローリング工法」は、免震改修と設備更新をそれぞれ実施する場合と比較して、工期短縮及びコストダウンを図ることができる、それと同時に省エネ化と、省スペース化によって新たな空間を創出することが可能だ。
「デュアルローリング工法」
これまで設備機械室があるフロアを免震階とする場合には、建物機能はそのまま維持しながら免震工事を行うために、建物周辺に仮設機械室を整備し既存設備機器を一時撤去・移設する必要があった。
今回開発した技術では設備機械を更新し、新しいスペースに移設した後、空いているスペースから順番で免震工事を実施していくという方法となる。
これによって建物機能は維持しながらも、免震化と設備更新を同時に実施することができるようになる。また免震化工事と設備機械の移転・更新を設備機能ごとに実施していくことによって、工期を大幅に短縮することが可能となる。
また既存設備機器を高効率で最新の設備機械に更新・機能統合することによって、ライフサイクルコストを削減し機械室に新たなスペースを創ることができる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
竹中工務店
http://www.takenaka.co.jp
プレスリリース(日経プレスリリース)
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID