評価ツール「SGRT-T」を開発
竹中工務店は6月30日、汚染された土地活用を支援することを目的にとして環境・社会・経済の三側面から総合的に対策工法を評価する「サステナブルレメディエーション」の考えに基づいた、VOC汚染土壌対策の簡易な評価ツール「SGRT-T」(Sustainable Green Remediation Tool-T)を開発し、運用を開始したと発表した。
総合的な判断を行う
土壌汚染対策に関してはこれまで、対策費用や施工期間の予測が立てやすい、対策後の土地利用計画がたてやすいなどの経済側面が重視されることが多かった。この場合は掘削除去が優先されるのだが、土壌汚染対策には他にもさまざまな方法がある。
総合的な判断を行う場合、顧客のニーズにあった合理的な対策法が導き出される可能性もある。竹中工務店はこれまで土壌環境汚染対策ソリューション「ジオクリーン・ワークス(R)」を提供してきたのだが、今後は評価ツール「SGRT-T」を用いることになった。
コストや二酸化炭素排出量などの環境影響の側面や、社会影響の検討材料も加味した総合的な視点で判断して「ジオクリーン・ワークス(R)」を提案していくことにする。
この評価ツールを活用することによって、工場の再編や土壌汚染対策を実施する際に、幅広く対応できる視点にて工法の選択・説明を行うことが可能だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
竹中工務店 ニュースリリース
http://www.takenaka.co.jp/news/2016/06/04/index.html