老朽化で蒸気タービンを更新
JFEエンジニアリングは7月4日、宇部興産発電所の蒸気タービン更新工事を受注したと発表した。
山口県宇部市にある発電所の、新4号タービンの設計・製作・据付・試運転を一括受注した。2017年末に、運用を開始する予定だ。
運転開始後約50年を経過した30メガワット蒸気タービン2基を休止し、現状の運用に最適な44.6メガワットの高効率蒸気タービン1基に更新する。
近年、製造業の生産設備の統廃合により、これまで使っていた自家発電設備で最適な運用が難しいケースや、老朽化対策として部分更新をして延命化を図るケースが増えている。
こうしたなか、宇部興産も発電所の老朽化した蒸気タービン設備の更新を決定した。
小・中型の蒸気タービン200台の納入実績
JFEエンジニアリングはこれまで、主に廃棄物発電・バイオマス発電・廃熱回収発電向けに、小・中型の蒸気タービンを約200台納入してきた。
豊富な販売実績に加え、既存の設備や建屋を生かした高効率な発電を実現するプラント配置などのエンジニアリング提案が評価を受け、今回の受注に至った。
JFEエンジニアリングは
今後も、老朽化が進む蒸気タービンの更新ニーズに対し良質な提案を行い、電力の最適供給と環境負荷の低減に貢献してまいります
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と述べている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング株式会社のプレスリリース
http://release.nikkei.co.jp/detail.
JFEエンジニアリング株式会社のホームページ
http://www.jfe-eng.co.jp/