IHIは、7月1日、グループ会社であるIHIインフラシステムが、トルコ共和国で建設を進めていた同国最長の吊り橋、イズミット湾横断橋(トルコ名:オスマン・ガーズィー橋)が完成し、開通式を執り行ったことを発表した。
オスマン・ガーズィー橋は、IHIグループが手掛けた海外橋梁の中で最長の橋長2,682メートル、中央径間1,550メートルを有する世界第4位の吊り橋だ。
これは、トルコ最大都市であるイスタンブールとトルコ第3の都市であるイズミル市を結ぶ高速道路プロジェクトの一環。トルコ西部に位置するイズミット湾の南北を結ぶことで、これまで車やフェリーにて1時間を要していたものが、わずか6分に短縮されることになった。
なお、このプロジェクトは、民間事業者が公共施設の建設を行い、維持・管理・運営し、事業終了後に所有権を国や地方自治体に譲渡するBOT方式を採用して建設が進められ、同社は吊り橋部の上下部工の設計、製作、架設一式を担当したという。
IHIグループは、トルコにおいて、旧・新ゴールデン・ホーン橋の建設等、数々の施工実績があり、今回のオスマン・ガーズィー橋の開通も、物流効率の改善と地域活性化、経済発展に大きく貢献するものと期待が寄せられている。
なお、同社は今後も、トルコの道路交通インフラ整備をはじめ、海外での橋梁事業展開への取り組みを通じ、各国の発展に寄与していく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
IHI プレスリリース
http://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2016/press/
IHIインフラシステム ホームページ
http://www.ihi.co.jp/iis/