丹生川ダムの河川維持流量を利用して水力を発電
中部電力は6月29日、「丹生川(にゅうかわ)水力発電所」の営業運転をスタートさせた。
中部電力が2015年3月20日から建設工事を進めてきたもので、所在地は岐阜県高山市丹生川町。
岐阜県と高山市が所有する丹生川ダムの直下に建設されており、丹生川ダムの河川維持流量を利用したダム式にて発電する。有効落差は47.9メートル、最大使用水量は1秒あたり1立方メートル。
なお、岐阜県が管理するダムに中部電力が建設した水力発電所としては、阿多岐(あたぎ)水力発電所に続く2か所目となる。
最大出力は350キロワットの予定
最大出力は350キロワットの予定(現在、ダムの貯水位が低く、正確な最大出力は未確認)で、年間発電量は、一般家庭約580世帯分の年間使用電力量に相当する約210万キロワット時を見込んでいる。
中部電力は水力発電について、
貴重な純国産エネルギーであり、また、環境特性にも優れた再生可能エネルギーである
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と述べており、今後も経済性を十分に考慮しながら、グループ会社全体で開発を進めていく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
中部電力株式会社のプレスリリース
http://www.chuden.co.jp/corporate/l