大きなコスト削減に
福島県は、6月27日、橋梁点検サポーターを募集することを発表した。
県内の橋梁の多くは、高度経済成長時に建設されており、老朽化が進行している。維持管理すべき橋梁は、非常に多く、橋の損傷を早期に発見し、修繕できれば、大きなコスト削減につながるとし、県では、目視点検により変状を早期に発見し、報告してもらう橋梁点検サポーター制度を導入したという。
活動概要
橋梁点検サポーターは、徒歩や目視により、橋梁の損傷及び損傷につながる恐れのある異常の有無確認、及び道路利用者や第三者へ被害の恐れのある危険の有無確認を行う。
万が一、橋梁の異常が確認された際には、県(建設・土木事務所)へ報告。県(建設・土木事務所)において確認し、必要に応じて道路維持補修委託会社へ修繕の指示や依頼を実施するという。
なお、1カ月当たり4日間の活動を基本とし、合計25橋を点検。年間最大6カ月間、年間最大150橋程度としている。
橋梁サポーターへの期待度大
県では、この取り組みが、橋梁損傷の最たる漏水や土砂詰まりの早期発見につながるとともに、雨期や冬期の水による損傷を予防することで橋梁の長寿命化が図れ、コンクリート剥離等の異常を発見することで、未然に事故を防止できると期待を寄せる。
なお、橋梁サポーターへは、報償金も支払われるとし、ぜひ県内建設事務所へ問い合わせをするよう呼びかけている。
▼外部リンク
福島県 プレスリリース
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/41035c/
橋梁点検サポーター募集チラシ
http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/