鹿島 「美(うつく)シール工法」を実用化

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鹿島 「美(うつく)シール工法」を実用化

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2016年06月24日 18:00

東北復興道路の三陸沿岸道路に大規模適用
鹿島建設株式会社は、美シール工法を岩手県陸前高田市の国道45号長部高架橋工事に初めて大規模適用した。

同工法は、2014年に積水成型工業株式会社、東京大学石田哲也教授と共同で開発。シートを貼った型枠にコンクリートを打設し、脱型後はコンクリート側にシートを残すことで長期養生を実現するもので、平成27年度土木学会賞技術開発賞を受けている。

長部高架橋
同工法を適用する長部高架橋は、復興道路として位置づけられる三陸沿岸道路の一部で、延長408メートルのPC6径間連続ラーメン箱桁橋。

当該地域の重要社会基盤であり、早期供用開始が望まれるとともに長期間にわたり供用できることが望まれている。

そこで同社は、同工事の一部に美シール工法を適用し、コンクリート構造物の品質向上と長寿命化に取り組む。

コンクリート表層品質の向上
コンクリート内部鉄筋の腐食を防ぐには、塩分などの劣化因子が表面から浸透しにくいように表層部を緻密にする必要があり、表層部の品質向上は、コンクリート構造物の長寿命化の要といえる。

同工法は、あらかじめ内側に高はっ水性シートを貼りつけた型枠にコンクリートを打設。脱型後はシートがコンクリート側に残置され、コンクリートの表面を一度も乾燥させることなく、長期間にわたって湿潤状態を保ち表面を緻密化する養生技術だ。

今回、橋脚フーチング、橋脚、橋梁上部工に同工法を適用。橋脚フーチングでは、94日間養生した面と従来工法を用いた面を対象に透気試験を実施。その結果、美シール工法で施工した面は透気係数ランクが「良」となり、従来工法より緻密であることを確認した。

また、橋梁上部工では、上空の移動足場内の施工環境にて、形状が複雑な箇所に適用。シートをはがした後のコンクリートの表面には光沢が生まれ、コンクリート表層部が緻密化し、コンクリート構造物の耐久性が向上していることを確認した。

同社は、同工法によるコンクリート表層品質の向上効果を定量的に把握・確認でき、今後は、橋梁やボックスカルバート、トンネルなど各種構造物にも水平展開していく方針だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

鹿島建設株式会社 プレスリリース
http://www.kajima.co.jp/

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