大林組とISID、最適な空間での過ごし方を提案するアプリを新開発

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大林組とISID、最適な空間での過ごし方を提案するアプリを新開発

2016年06月21日 21:45

個人の快適さを追求

大林組は、6月17日、電通国際情報サービスと、利用者にとって快適な空間を個別に紹介する誘導アプリを開発し、「グランフロント大阪」にて、デジタルサイネージを用いた実証実験を開始することを発表した。

屋外空間における快適性評価は、一般的に、気温などの気象条件を基に算出された客観的指標を用いて実施。しかし、これは必ずしも、利用者側の状況を個別に反映したものではなく、ウェルネスの観点からも快適とは言い切れないことが課題として挙げられていた。

個別誘導アプリの概要

新開発したアプリには、世界初の手法を取り入れたうえ、独自ロジックの快適感向上エンジン「心地アップナビTM」を組み込んだ。

サイネージ端末は、利用者の位置情報に加えて「環境情報」、「生体情報」、「ソーシャルデータ」の3つの要素から各利用者の快適感指標を算出。アプリ内の解析ロジック「快適感向上エンジン」が、利用者にとって快適な場所と過ごし方を個別に解析し、提示する。

また、検証用のアプリ「Spy On Me(スパイ・オン・ミー)」では、利用者が個別に選択できるサイネージ端末上のキャラクター「My Spy(マイ・スパイ)」を通して、街とその利用者とが対話をしながら交流をすることが可能だ。

さらに、利用者が屋外空間へ移動した後の快適感の向上を、移動後の生体情報や利用者からのアンケートを基に定期的に評価。解析ロジックにフィードバックすることで、指標自身が成長していくという。

さらに快適な空間へ

今回の実証実験では、屋内から屋外への誘導に限定している。

両者は今後、屋内から屋内、屋外から屋内など、さまざまなパターンへの応用に取り組み、快適感の向上および空間活性化による価値向上を目指す考えだ。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

 

大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20160617_1

電通国際情報サービス プレスリリース
http://www.isid.co.jp/news/2016/0617.html

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