「EMAS CHIYODA Subsea」社に日本郵船が出資
千代田化工建設は6月13日、海洋資源開発の「EMAS CHIYODA Subsea」社に日本郵船が参画すると発表した。
千代田化工建設はシンガポールのEzra社と今年3月31日、海中・海底関連設備の、設計から資材の調達、建設、据え付けまでを一括で調達するECS社を設立した。今回、日本郵船がECS社に出資し、海中・海底関連設備事業に参画することで3社が合意した。

日本郵船の海洋ノウハウを活用
ECS社は、海洋資源開発工事向けの特殊船舶を運用し、メキシコ湾、アフリカ、アジアなどで事業を展開している。日本郵船の参画により、日本郵船が有する定点保持システムなどの特殊技術や海洋事業でのノウハウの活用が期待できる。
その一方で日本郵船にとっても、海底生産システムのEPCI事業への参画は、上流資源開発領域におけるポートフォリオの拡充などのメリットがある。
今後は千代田化工建設、Ezra社、日本郵船が協力しながらECS社すべく、7月末に日本郵船の参画手続きを完了させる予定だ。なお、ECS社の出資比率はEzra社が40%、千代田化工建設が35%、日本郵船が25%となる。
千代田化工建設は日本郵船の参画について、
日本のエンジニアリング会社としてはじめての海洋資源開発のEPCIへ参入したECS社の事業をさらに展開・発展させることで、日本独自のエネルギーセキュリティ確保に貢献できるよう挑戦してまいります
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と期待を寄せている。
▼外部リンク
千代田化工建設株式会社のプレスリリース
https://www.chiyodacorp.com/jp/media/2016/#all