信頼性の高い設計・施工法
飛島建設は、6月9日、港湾、公園、集会所などの公共施設や戸建て住宅の液状化対策工事で実績がある「丸太打設液状化対策&カーボンストック工法(以下、LP-LiC工法)」が、平成27年度地盤工学会地盤環境賞を獲得したことを発表した。
LP-LiC工法の概要
近年の都市災害では、液状化問題とCO2の削減が重点課題として挙げられている。
今回受賞した工法は、地震減災をしながら、地球温暖化緩和、林業再生に貢献する工法で、具体的には、地球温暖化緩和策となる有効な「丸太」を地盤に打設し、緩い砂地盤を密実にすることで液状化対策を行うものだ。
成長中に木に蓄えられた炭素を、地中に半永久的に蓄えることができる点、丸太を活用するという古い技術を基に、最近の技術を取り入れた点が、今回非常に高い評価を得たとされる。
地震減災技術として適用
LP-LiC工法は、今回の表彰において、社会的貢献度や独創性が極めて高く、地盤環境賞としてふさわしいと認められたことになる。
同社は、この技術を、想定される巨大地震に対する地震減災技術として適用すると同時に、地球温暖化対策も実施することで、これからも安心で安全な社会の構築実現を目指す方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
飛島建設 プレスリリース
http://www.tobishima.co.jp/news/news160609.html