天然ガスパイプラインの調査
6月2日、京葉ガスと大多喜ガスは、千葉県内房地区に新設する天然ガスのパイプラインに関する調査・検討を開始する。両社は東京電力フュエル&パワー(F&P)の発電用導管を通じて、都市ガス原料の一部を調達していた。
今回、東京電力フュエル&パワーのLNG火力発電所の増強に伴い、調達量が不足する懸念がある。そのため同地区への新たなパイプライン設置に向け、建設環境などを調査し、区間やルート、設備仕様などの検討を実施。1年以内をめどに投資判断を行う構えだ。
天然ガスの普及拡大へ
天然ガスは環境に優しいエネルギーであると共に、都市ガスの原料としてパイプラインにのせて、各家庭にまで供給できる。そのため京葉ガスと大多喜ガスの両社は、天然ガスの普及および利用分野の拡大に力を入れてきた。
両社は高効率ガス機器の普及によって、利用者の温室効果ガスの排出抑制にも努めてきた。さらに、都市ガスの製造や供給などの事業活動によって生じる環境への影響に配慮し、環境負荷の低減にも積極的に取組んでいる。
地域社会への貢献
今回調査・検討されているエリアは、東京電力のLNG基地である富津市と京葉ガスの熱量調整所がある千葉市までの内房地区。両社は導管の具体的な区間やルート、設備仕様などを検討中で、地域や行政と調整しながら進めていく意向だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
京葉ガス プレスリリース
http://www.keiyogas.co.jp/
大多喜ガス プレスリリース
http://www.otakigas.co.jp/