熱中症対策は必須
鹿島は5月30日、株式会社プロップと株式会社安研、大興物産株式会社の3社と一緒に、ショルダー型送風機「スズフィール」を開発したと発表した。
建設現場において熱中症対策というのは必須事項になっている。そのため現場では塩タブやスポーツドリンク等による水分・塩分の補給や、送風機やクーラー等による作業環境の整備など熱中症対策が進められている。
これによって年々、熱中症の発症件数は減少傾向にあるのだが、それでも多数発症しているというのが現状だ。
ショルダー型送風機「スズフィール」
着衣における対策としては、屋外作業向けにはファン付きの上着を活用することが多い。また屋内作業・短時間の屋外作業に従事する作業員や、現場の施工管理者の場合はあまり種類がなかった。
そのため安価で手軽に着用することができる製品の開発を目指し、昨夏より鹿島の作業員30名が試作品を実際に着用し、モニタリング調査を行ってきた。
その調査結果をもとに改良を重ねていき、ショルダー型送風機「スズフィール」を開発した。
「スズフィール」はファンを使用した首元への送風と、保冷剤による脇下冷却の機能によって、体内に蓄積した熱を効率よく放散し、体温の上昇を抑制する効果が得られる。
そのうえ作業着の上から着用することが可能であるため、時間をかけずに熱中症対策をすることができる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
鹿島 プレスリリース
http://www.kajima.co.jp/news/press/201605/30m1-j.htm