豊洲市場に熱と電気を供給
東京ガスは5月24日、江東区の豊洲埠頭地区に「東京ガス豊洲スマートエネルギーセンター」を完成させたと発表した。
豊洲埠頭地区のスマートエネルギーネットワークの中核となる施設で、今後は豊洲市場を含む区域4~7に、熱と電気を供給する。
豊洲埠頭地区は都心と臨海部を結ぶウォーターフロントに位置し、江東区が策定した「豊洲グリーン・エコアイランド構想」などに基づき、豊洲新市場の整備や民間企業による大規模な開発などが進んでいるエリア。
東京ガス用地開発も豊洲埠頭地区内の自社所有地を核とする町づくりに取り組んでおり、地区の魅力や価値向上に資する開発を進めている。
ガス圧力差発電を導入
「東京ガス豊洲スマートエネルギーセンター」では、大型で高効率のガスエンジンコージェネレーションシステムの導入し、発電した電力を豊洲市場へ供給、廃熱を有効活用した熱供給を行うとともに、東京ガスの施設では初となる「ガス圧力差発電」を導入したのが最大の特徴。
BCP対応として、ガスエンジンコージェネレーションシステムにブラックアウトスタート仕様を採用し、系統電力が停電しても熱と電気の継続的な供給を可能にした。
加えてスマートエネルギーネットワーク・エネルギーマネージメントシステムによるリアルタイムでの熱源機最適制御や、エネルギーの見える化によって、CO2排出量の約40%削減を目指す。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東京ガス株式会社のプレスリリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press.html