9社でプロジェクトを開始
IHIは、5月26日、鹿児島県鹿児島市において県内最大規模となる木質バイオマス発電事業について、出資会社8社とともに、事業会社「七ツ島バイオマスパワー合同会社」を設立したことを発表した。
新発電所の概要
今回のプロジェクトのために出資した企業は、IHIのほか、東京センチュリーリース、九電工、鹿児島海陸運送、島津興業、南国殖産、日本瓦斯、鹿児島銀行、九電みらいエナジーの全9社。事業会社は、鹿児島県鹿児島市七ツ島のIHI保有地を賃借して、木質バイオマス発電所を建設する計画だ。
新発電所の出力規模は49MW。年間発電電力量は、一般家庭の約7万7,000世帯分に相当する約33万7,000MWh、CO2削減量は、約20万トンを見込み、2018年後半の完成を目指してプロジェクトは遂行される。
なお、完成後は、「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づき、発電電力全量を20年間、九州電力に売電する予定である。
地域経済の活性化に
IHIは、今回のプロジェクトを通じ、事業の誘致と地元の雇用を創出することで地域経済の活性化に貢献していく考えだ。
また、環境負荷低減、地球保全を目指し、再生可能エネルギーの普及を促進していく方針である。
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