安全性向上に一役を担う機能を開発
日本キャタピラーは、5月23日、キャタピラー・ソリューション・エンジニアリングが、Cat725Cアーティキュレートダンプ用トランスバースステアリング機能を開発し、受注を開始したことを発表した。
新機能の概要
今回開発した機能のメリットは、トンネル内での切り返し作業を減らし、トンネル工事の安全性向上、工期短縮をサポートすることだ。
具体的には、標準車に比べ、空車時の回転半径を、1メートル以上小さくできる「トランスバースステアリング機能」を装着。
6輪駆動機能を維持したまま、油圧を利用し、3軸目のタイヤを持ち上げることで車両の旋回半径を小さくするほか、アーティキュレートダンプ特有の軟弱地走破性もそのまま維持できるという。
中古車でも価値を維持
Cat725Cアーティキュレートダンプは、不整地用のダンプとして、6輪駆動による強力な走破性と狭い車幅で、大規模土木現場等で活躍してきた。
しかし、トンネル工事の現場で使用する場合には、排出ガス規制の強化による車体の大型化等の理由により、スムーズに作業を進められなかったことが課題として挙げられていたという。
なお、新機能を装着した車体が中古車になった場合でも、価値を維持できるとして、同社では顧客へのメリットが多く期待できるとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日本キャタピラー プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/
日本キャタピラー ホームページ
https://www.nipponcat.co.jp/