ウェンティ・ジャパン、三菱商事、シーテックは5月20日、秋田県潟上市及び秋田市にて、国内最大級の風力発電事業を共同で実施することで合意したと発表した。
ウェンティ・ジャパン、三菱商事の100%子会社である三菱商事パワー、シーテックの3社が共同で「秋田潟上ウインドファーム合同会社」を設立し、風力発電事業を運営していく。
発電出力は約6.6万キロワット(3メガワット級風車・22基)、年間想定発電量は、一般家庭約4万世帯に相当する約14万2,000キロワット時の見込みだ。
9月から建設工事に着手し、2019年前の完成を目指す。また、発電した電力は、東北電力に売電する。総事業費は200億円超で、出資比率はウェンティ・ジャパンが51.0%、三菱商事パワーが43.9%、シーテック5.1%。
秋田県は日本海に長い海岸線が続き、風況に恵まれていることから、風力発電に力を入れている。今回の案件も、秋田県が実施した、県有保安林での風力発電事業の公募に採用されたプロジェクトである。
ウェンティ・ジャパンは、日本海側地域で精力的に風力発電事業の開発を展開している。
三菱商事も再生可能エネルギーの活用に積極的で、今後は風力発電、地熱発電、バイオマス発電など注力していく方針だ。
またシーテックは、中部電力グループの中核企業として、電力流通設備の建設・保守業務において培ってきた技術やノウハウを活かし、今回の案件に参画する。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社ウェンティ・ジャパン、三菱商事株式会社、株式会社シーテックのプレスリリース
http://www.mitsubishicorp.com/30245.html