建設現場の職場改善
国土交通省は、5月19日、i-Construction時代の働き方として、建設現場におけるワーク・ライフ・バランス(以下、WLB)の推進に向けた取り組みを発表した。
主な取り組みの内容
建設現場を男女ともに働きやすい環境とするため、入札時の技術者評価において、技術者の出産等で休業していた期間を、全ての工事で評価対象期間から控除する。
また、建設業界でWLBに取り組む企業が増加するよう、直轄工事の発注時において、認定制度を活用した評価の枠組みを導入するとともに、長時間労働の要因の一つである提出書類については、i-ConstructionによるICT土工の全面的な活用により、検査書類を大幅に削減することとした。
さらに、建設現場の仮設トイレについては、女性技術者等から不評だったことを踏まえ、女性も活用しやすい「快適なトイレ」の設置を原則化する意向である。
さらなる環境整備を
国交省では、建設現場において男女ともに働きやすい環境とするため、WLBを推進できる環境整備を進めてきた。
昨年12月25日の閣議では、「第4次男女共同参画基本計画」が決定。今後も、週休2日モデル工事のさらなる拡大を目指す等、職場環境の改善等をさらに進めていく方針だ。
▼外部リンク
国土交通省 プレスリリース
http://www.mlit.go.jp/report/press/