生産能力を年産1万トンから2万トンに
JFEエンジニアリングは5月23日、ミャンマーのヤンゴン市で進めていた、鋼構造物製作工場の拡張工事が完了したと発表した。
拡張工事はミャンマー国建設省との合弁によって設立した、J&Mスチールソリューションズが行った。
経済成長が著しいミャンマーのインフラ整備を担うべく、2014年よりJ&Mスチールソリューションズは鋼橋などを製作する工場を稼動させてきたが、インフラ需要によりフル稼働状態が続いている。
そこで昨年3月、工場の生産能力を年産1万トンから2万トンに拡大する工場拡張工事に着手し、このたび設備増強が完了した。
高耐久の鋼製橋梁や、鋼製ジャケットの制作も可能に
今回の工場拡張工事では、用地を3万2,000平米から6万5,000平米に倍増し、屋外の部材保管や仮組立を行う場所を拡大した。
同時に工場も8,000平米から1万2,000平米に増築し、日本仕様の防錆、防食作業を行うブラスト設備、塗装設備を導入するなど、各製作工程に最新設備を増設した。
今回の拡張工事によってODAを活用した案件などで求められる、耐久性の高い鋼製橋梁や、鋼製ジャケットなどの製作も可能になり、ティラワ港向けの鋼製ジャケット桟橋やバングラデシュ向けの橋梁の製作などを行う予定だ。
(画像はプレスリリースより)
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JFEエンジニアリング株式会社のプレスリリース
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