飲料水を供給する共同実証試験を開始
JFEエンジニアリング株式会社とヤンゴン市は5月20日、ヤンゴン市が提供している水源や用地を活用して、飲料水を供給する共同実証試験を開始したと発表した。
JFEエンジニアリングはヤンゴン市内において、高架橋建設や廃棄物発電所の建設に着手している。またミャンマー国との合弁会社J&Mスチールソリューションズ社においては、鋼構造物製作を行いインフラ整備に貢献してきた。そのような実績が高い評価を受け、今回の共同実証試験に至った。
1年間の実証実験
ヤンゴン市においては現在、浄水場の建設や水道管網の整備が急ピッチで進められている。しかし今の時点でも水道普及率は35%に達していない。そのため市民に衛生的な飲料水を安定供給することが、喫緊の課題となっている。
このような中、JFEエンジニアリングはヤンゴン市ダラ地区にて日量24立方メートルの飲料水を製造するプラントを設置。1年間にわたって実証試験を開始した。
このプラントについては1日24時間稼働しており、井戸水を原水として利用することになっている。JFEエンジニアリングはこの実証試験にて、季節によって変動する原水の水質の確認を行いプラント運転の最適化を図り、高い品質の飲料水の製造を目指していく。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
JFEエンジニアリング株式会社 ニュースリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2016/20160520084724.html