津軽ダムの河川水を活用
東北電力は5月17日、「津軽発電所」の営業運転を開始したと発表した。
津軽発電所は国土交通省が岩木川水系岩木川に建設中の多目的ダム「津軽ダム」から取水する河川水を利用して発電を行う。
青森県中津軽郡西目屋村に、2010年から立軸フランシス水車による発電設備の建設を進め、 完成後は転開始に向けた各種試験などを実施。今般全ての作業が終了したことから、稼働開始となった。
最大出力8,500キロワット
津軽ダムは治水、かんがい用水、水道用水、工業用水、発電を目的に政府が建設を進めている多目的ダムで、高さ97.2メートルの巨大ダム。目屋ダムの再開発事業として1991年から建設に着手し、今年中に完成する予定だ。
津軽発電所では津軽ダムの共同取水設備から、最大毎秒15立方メートルの河川水を取水し、65.93メートルの落差を利用して、最大8,500キロワットの発電を行う。外観を津軽ダム関連施設と同系色にするなど、景観にも配慮した。
東北電力は津軽発電所の稼働について、
引き続き、安全を最優先に発電所の安定運転に努めてまいります
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と語っている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東北電力株式会社のプレスリリース
http://www.tohoku-epco.co.jp/news