パナホーム株式会社の子会社であるパナホームアジアパシフィックは、インドネシアの住宅事業展開のために、同国ゴーベルグループ傘下のゴーベルインターナショナル株式会社」と、合弁企業「(仮称)パナホームゴーベルインドネシア」の設立に向け合意した。
資本金の計画は、100億ルピアで約8100万円、持ち株比率は、パナホームアジアパシフィック株式会社が75%、ゴーベルインターナショナル社が25%保有する。主たる業務は、不動産開発業で、2016年7月1日の設立を目指す。
パナホームの海外事業は、2010年の台湾を始め、2012年にマレーシアへ進出。2015年12月にはマレーシアデベロッパーとの合弁企業「パナホームMKHマレーシア」を設立するなど順調に拡大している。
インドネシアは、総人口約2.5億人とASEAN加盟国の中でも最多の人口規模だ。経済発展に伴い、中間・富裕層の占める割合も増加中だ。
また、同国の年間新設住宅着工戸数は、日本の約2倍と推定されるが、慢性的な住宅不足や施工不良による雨漏りなど、品質の悪さも課題といわれている。
同社は、ASEAN地域の中核となるインドネシアへ進出することで、海外事業展開をさらに加速させる狙いがある。
今回、パートナーとなる、ゴーベルインターナショナル社は、先代の頃より創業者松下幸之助と、インドネシアでのパートナー企業として家電製品・住宅設備などの製造・販売を手がけてきた。
新たな合弁会社設立により、同社が目指す街づくりの考え方や住まいの技術・ノウハウと、ゴーベルインターナショナル社の現地ネットワークを強みに、インドネシアにおける住宅問題の解決に取り組み、同国の住生活文化発展への貢献を目指すという。
▼外部リンク
パナホーム株式会社 プレスリリース
http://www.panahome.jp/