ディーゼル発電設備をモーリシャスに納入
三井造船は、5月12日、デンマークに本社を置く100%子会社、Burmeister & Wain Scandinavian Contractor A/S (以下、BWSC)が、モーリシャスの首都ポートルイスに建設するディーゼル発電設備を、フルターンキーベースで受注したことを発表した。
なお、BWSCは、現在、世界各地でディーゼル及びバイオマス発電施設のエンジニアリング、建設、運転・保守管理まで、一貫した事業を展開しており、地域の電力安定化に貢献しているという。
設備概要
今回受注した設備は、老朽化したディーゼル発電設備に替わるもので、2017年9月の完成を目指してプロジェクトは遂行される。
費用効率と燃費に優れるだけでなく、電力の供給時には環境にも配慮するよう設計されているのが特長で、燃料は重油を使用し、発電出力は67MW。
新設備は、旧施設に比べて効率は最大25%改善し、二酸化炭素の排出量も削減が見込まれるという。
世界各地の発電容量は3,500MW超
BWSCは、創業以来53カ国、175件以上の発電施設の納入実績があり、その発電容量は3,500MWを超える。
モーリシャス電力庁向けには、過去20年で9件の発電設備を納入。今回手掛ける設備は10件目となり、今後も同国における安定した発電能力の確保に努めていく方針だ。
▼外部リンク
三井造船 プレスリリース
http://www.mes.co.jp/press/2016/20160512.html