都市環境プラントを受注
JFEエンジニアリングは、5月9日、名古屋市より「名古屋市富田工場焼却設備更新工事」を、167億円(税抜き)で受注したことを発表した。
工事概要
このプロジェクトは、環境省の循環型社会形成推進交付金の適用対象。既存建屋を壊さずにそのまま利用し、内部のプラントのみを更新する。
具体的には、休止中の富田工場の既存建屋を再利用し、日量150トンのストーカ方式焼却炉3炉の設備を更新するもので、2020年6月30日の完成を目指して遂行される。
プラントには、高温空気吹き込み、低空気比燃焼などの高度燃焼技術と、高温高圧ボイラを採用することで、発電能力は、これまでの6,000kWから1万kWに増加。また、排ガス中の塩化水素や硫黄酸化物を経済的に低減する処理技術も取り入れる計画だ。
なお、既設プラント解体撤去工事自体に関しては、名古屋市が別途発注しており、同社にとっては受注範囲外である。
リーディングカンパニーとしての役割
ストーカ方式焼却炉は、廃棄物の中間処理技術として、日本では中心的な役割を果たすものだ。
同社は、都市環境プラントのリーディングカンパニー。今後も、自治体の財政負担軽減に貢献するとともに、環境負荷低減社会の実現に取り組む方針である。
▼外部リンク
JFEエンジニアリング プレスリリース
http://www.jfe-eng.co.jp/news/2016/