神戸阪急ビル東館の建替え
阪急電鉄株式会社は4月26日、神戸阪急ビル東館の建替えを行うと発表した。なお、竣工の予定は2021年だ。
現在の神戸阪急ビル東館は、1995年12月に駅機能の復旧に合わせて開業。その後建替計画の検討と関係機関との協議を進めてきたのだが、建替え案がまとまったため神戸市の都市景観審議会において計画概要を発表した。
宿泊施設もあり
計画地は三宮地区であり、阪急神戸三宮駅や阪神神戸三宮駅、神戸市営地下鉄三宮駅、JR三ノ宮駅、ポートライナー三宮駅が近接している鉄道交通網の結節点に位置している。
計画としては駅の整備を一体的に行い、神戸市営地下鉄との乗り換え利便性の向上や公共的空間を創りだし、旧神戸阪急ビル東館のデザインを一部取り入れていく。
ビルの中としては商業施設やオフィスはもちろんのこと、阪急阪神ホテルズが展開する宿泊主体型ホテル「remm(レム)」が入居予定。神戸を訪れるビジネス客や、旅行者による宿泊施設の需要に応えていく。
29階には展望フロアを整備し、景観を楽しめる空間を提供する。また4階から15階を占めるオフィスフロアの最上階には、産学交流拠点も誘致していきたいとも考えている。
神戸阪急ビル東館は1995年1月に起きた阪神・淡路大震災によって被災・解体されることになったのだが、それまでの60年近く、神戸・三宮のシンボルとして多くの人に親しまれてきた。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
阪急電鉄株式会社 ニュースリリース
http://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/4120