JTSCとMHI-MSのシールド事業を統合、新事業会社設立へ
シールド関連の業界5社がトンネル用シールド掘進機に関し事業統合を行い、新事業会社を設立する方針で合意したことが4月26日、明らかとなった。
新事業会社の設立に関与するのは、IHIならびにその連結子会社ジャパントンネルシステムズ(JTSC)、三菱重工業とその完全子会社である三菱重工メカトロシステムズ(MHI-MS)、これにJFEエンジニアリングを加えた計5社。
うちJTSCとMHI-MSのシールド事業を新事業会社に分割・承継することで事業統合を行い、本社を神奈川県川崎市におく新事業会社を設立。今年10月をめどに、この新事業会社をIHIの連結子会社とする計画だ。
業界再編を加速、国内外での展開を強化
JTSCは2009年11月、IHIとJFEエンジニアリングの2社により設立。シールド業界の再編に先便をつけた同社は、シールドメーカーとしては国内トップシェアを誇る。
今回の事業統合・新会社設立により、このJTSCへMHIグループが参画。MHIグループのもつ世界規模の実績と技術が現体制に加わるかたちとなる。
関係5社では今回の動きを通じて国内需要の取り込みをより堅実なものとするとともに、今後市場規模の拡大が見込まれる中国・インド・ASEAN諸国など、グローバル規模での展開についてもさらなる推進をはかる方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
IHI プレスリリース
https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/