全自動デジタルSWS(スウェーデン式サウンディング)試験機
地盤ネット株式会社(地盤ネット)は4月26日、全自動地盤測定機「iGP(アイ・ジー・ピー)」の販売を開始すると発表した。
iGPは、地盤測定機「グラウンド・プロ(GP)」シリーズの、全自動デジタルSWS(スウェーデン式サウンディング)試験機としてリリースされるもの。
戸建て住宅の地盤調査で一般的な手法であるSWS試験は、全自動式・半自動式・手動式など用いる測定機の種類によって、得られる調査データに差異が生じてしまう点が課題となっていた。
今回地盤ネットが開発したiGPは設定後操作を開始すれば、実荷重に応じて段階的に載荷が可能であるほか、搭載された荷重センサーにより最適な荷重を計測し、自沈層を全自動で検出。JIS規格が求める実荷重自沈による全自動測定を実現した。測定状況は随時液晶操作ボードに映し出されるため、状況を確認しながらの測定が可能だ。
iPadのアプリケーションと連携
さらにiGPにて取得した地盤調査データは、その取り込み機能を搭載したアプリケーション「ReportPAD」と連動。手元のiPadへ無線LAN対応SDカードを介して測定データ・写真等を自動で受信できるため、データの改ざんや転記ミスを防止する。
加えてデジタルデータを直に納品することが可能であるため、データの信憑性向上にも寄与。iGPとの組み合わせにより調査品質の向上・平準化が図れるほか、昨今の杭工事を通じて浮上したトレーサビリティの問題にも対応するソリューションとなっている。
▼外部リンク
地盤ネット株式会社 プレスリリース
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