対等なパートナー関係を維持
三菱重工業は4月28日、洋上風力発電設備合弁会社MHIヴェスタスへの50%出資を維持する方針を発表した。
三菱重工業は2013年に、デンマークの大手風力発電会社ヴェスタスと折半出資し、洋上風力発電設備合弁会社のMHI Vestas Offshore Wind A/S(MHIベスタス)を設立。
洋上風力発電設備に関する技術やノウハウを吸収しながら、世界トップクラスのグローバルリーダーを目指してきた。
1%の追加取得の計画は見送り
合弁会社への支援体制について、当初はコールオプションを行使して1%の株式を追加取得し、出資比率を三菱重工業51%、ヴェスタス社49%とする予定を立てていた。
しかし今回は計画を見送り、両者ともに50%出資による対等なパートナー関係を続けていくとしている。
洋上風力発電市場は英国やドイツなど、北海沿岸諸国で特に活発だ。MHIヴェスタスはこれまで、英国やデンマークの沖合で、大規模ウィンドファーム建設プロジェクトの受注で実績を積んでいる。
三菱重工業は今回の決定について、
今後もヴェスタス社と、対等かつ緊密な連携を通じて両社の強みを融合させシナジーを追求することに努め、MHIヴェスタスの事業展開を全面的に支援していきます
(プレスリリースより)
(プレスリリースより)
と述べている。
(画像は、三菱重工業のホームページより)
▼外部リンク
三菱重工業株式会社のプレスリリース
http://www.mhi.co.jp/news