最新鋭機を連続受注
三菱日立パワーシステムズ(以下、MHPS)は、4月28日、スペインに本拠を置く多国籍電力事業者のIberdrola SA(以下、イベルドローラ社)から、メキシコのノロエステGTCC発電所向けに、M501 J形ガスタービン2基と蒸気タービン1基を受注したことを発表した。
なお、同発電所は、同国北西部のシナロア州ロスモチスに新設。イベルドローラ社がメキシコ電力庁から開発と運営権取得し、進めているものである。
運転開始は2019年1月
今回受注したM501 J形ガスタービン2基、蒸気タービン1基は、同国で最大級かつ最高効率となる天然ガス焚きガスタービン・コンバインドサイクル発電設備の中核機器となるものだ。
MHPSはこのうち、主機となるガスタービンの製作を、同社の米国拠点であるMitsubishi Hitachi Power Systems Americas, Inc.のサバンナ工場(ジョージア州)で行い、供給。また、技術者を現地に派遣し、据え付けや試運転の指導に当たる計画である。
なお、運転開始は2019年1月の予定。運転開始後は、地域の約300万人の旺盛な電力需要に応えていくことになる。
国内外で受注を拡大
MHPSにとって、メキシコでのイベルドローラ社向け受注は、昨年10月に次いで今回が2回目。
同社は今後も、世界最高水準の高効率運転を実現するJ形ガスタービンとGTCC発電設備の受注拡大を目指し、資源の有効利用と低炭素社会の実現に貢献していく方針だ。
▼外部リンク
三菱日立パワーシステムズ プレスリリース
http://www.mhps.com/news/20160428.html