カンボジアの飲料水普及率は50%以下
神鋼環境ソリューションは4月26日、カンボジア王国モンドルキリ州セン・モノロム市への浄水設備の納入が完了したと発表した。
北九州市上下水道局がコンサルタント業務を受注し、神鋼環境ソリューションは元請の現地建設会社から浄水設備を受注した。受注範囲は凝集沈殿及び砂ろ過を行う浄水設備の設計、製作、調達、試運転指導。
セン・モノロム市の住民約1万人に水を供給
現在、カンボジアの地方都市の上水道普及率は50%以下と低い水準にとどまっているため、カンボジア政府は2025年までに100%まで拡大する目標を掲げ、普及促進に取り組んでいる。
今回受注した浄水場は、工業手工芸省が同省地方局を通じてモンドルキリ州の州都であるセン・モノロム市の住民約1万人に、飲料水を供給するもの。供給能力は一日あたり、2,000立方メートルとなる。
なお浄水場建設資金は、日本政府が拠出している「日本ASEAN統合基金」が活用された。
神鋼環境ソリューションとしては、カンボジア向けの水処理設備の受注は2件目で、公営水道事業者との取り引きは、今回が初めて。
神鋼環境ソリューションはプノンペン市に現地事務所を開設しており、今後もカンボジアにおいて、水処理設備供給などの販路拡大を目指す方針だ。
(画像はプレスリリースより)
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株式会社神鋼環境ソリューションのプレスリリース
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