3Dデータを使ったデジタル検証
ラティス・テクノロジ株式会社は4月19日、「BIMobile」にて建物や設備機器の表現技術に、XVL技術の軽量性が評価・採用されたと発表した。
なお携帯タブレットで、3Dモデルやその属性情報を参照するだけでなく点検記録などの情報を入力可能とする技術は、建設業界で初となる。
軽量3D技術「XVL」は、3Dデータを使ったデジタル検証や情報共有の手段として製造業を中心としているが、最近では建築分野への適用も進んでいる。
メモとしての活用も可能
今回、大林組のBIMobile において、建物や設備機器の巨大3DモデルにXVLが採用されることになった。高度に軽量化、膨大な図書類や属性情報を紐づけて、現場でiPad上参照することができ作業記録の登録をすることが可能だ。
建物の維持管理業務は、竣工図書が活用されることが一般的だ。しかし量が膨大であることから、点検時に携帯することは不向きとされており、そのうえ必要な情報をすぐに引き出すことができないなど課題がある。
これらの課題を解決するために、新たな機器を開発した。共同開発した「BIMobile」は、サーバーに保存された図面や、取扱説明書などを閲覧することも可能だ。
また気付いた点をメモしたり、携帯タブレットのカメラで撮影した写真を関連付けたりすることもできるため、点検業務を効率化させることができる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ラティス・テクノロジ株式会社 プレスリリース
http://www.lattice.co.jp/ja/cms/press/3142/160419